こんにちはレイです。
今回は工業高校生のうちにとっておきたい資格・検定についてまとめていこうと思います。
私自身も工業高校生のときに多くの資格・検定に挑戦してきました。当時はとにかくジュニアマイスターゴールドを目指して日々努力した結果、無事ジュニアマイスターゴールドの認定されました。
下記が表彰状となります。
※名前のところは隠しております。
そこで今回は
- ジュニアマイスター認定を目指している方
- 就職や将来役立つ資格が知りたい方
- どの資格を取るか迷っている方
に向けて解説していきます。
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就職に役立つ将来性のある資格
ジュニアマイスターゴールド認定を受けて社会人経験もある私から見てこの資格なら間違いない!というものを下記に厳選しました。
- 技能士
- 情報処理技術者試験(応用・基本・ITパスポート)
- 情報処理技術者試験(情報セキュリティマネジメント)
- 品質管理検定(QC)
- 危険物取扱者
- MOS(Microsoft office Specialist)
ジュニアマイスターポイントについてはこちらからご確認ください。
高校生のうちであれば、ジュニアマイスター認定に加えて、簡単な資格でも履歴書に書くことができます。ですが、将来性も考えるなら何かしら知名度が高い国家資格等をとっておくと良いと思います。
ともあれとれる資格はなんでもとっておいた方がいいです。履歴書の資格欄に何も書けないよりかはマシです。
ジュニアマイスター認定を受けるには資格・検定ごとに定められている点数(ジュニアマイスターポイント)を取得する必要があります。
- ジュニアマイスターブロンズ・・・20点以上
- ジュニアマイスターシルバー・・・30点以上
- ジュニアマイスターゴールド・・・45点以上
- 特別表彰・・・60点以上
また取得できるジュニアマイスターポイントもランクごとに違います。
- Sクラス・・・30点
- Aクラス・・・20点
- Bクラス・・・12点
- Cクラス・・・7点
- Dクラス・・・4点
- Eクラス・・・2点
- Fクラス・・・1点
ランクによって点数が変わりますが、それに伴って難易度も変わります。
難しい資格ほどジュニアマイスターポイントが高いです。
難しい資格ほど国家資格の場合が多く、
将来性もあって就職にもかなり役立ちます!
それでは各資格についてまとめていきます。
技能士
技能士は国家資格です。種類もたくさんあります。
そんな中でも狙い目は機械系、電気電子系、建築系です。
- 機械系・・・機械検査、機械加工、機械組み立てなど
- 電気電子系・・・電子機器組み立て、電気機器組み立て、シーケンス制御など
- 建築系・・・建築板金、建築大工、塗装
その他にも、
造園、時計修理、染色、パン製造、製麺、写真など
技能士にはたくさん種類があります。もし興味があれば受けてみましょう。
技能士になるには上記にあるような国家技能検定を受験して合格する必要があります。
2級と3級があり、実務試験と筆記試験に分かれており、実務経験の有無によって受験できる資格が変わりますので注意が必要です。技能士によっては難易度が簡単なものもあり、ものすごく狙い目です。
ジュニアマイスターポイントは
2級Aランク20ポイント、3級Bランク12ポイントとなりますので、ぜひ3級は受けてみましょう。
ちなみに私は、
技能検定3級電子機器組み立てを受けて
合格しました。
ジュニアマイスター表彰を目指すなら必ず受けたほうがいいです!
情報処理技術者試験(応用・基本・ITパスポート)
ITの迅速な普及に伴って、社会人にとってITの知識は欠かせないものとなってます。
この情報処理技術者試験は国家資格となっており、IT企業では評価されます。
区分で見ると、応用、基本、ITパスポートに分かれています。
ジュニアマイスターポイントは
応用Sランク30ポイント、基本Aランク20ポイント、ITパスポートBランク12ポイントとなっております。
応用や基本は高難易度のため取得するならITパスポートにした方がいいと思います。ですが、余裕のある方は基本も取るか、ITパスポートをすっとばして受けましょう。IT業界志望なら基本の方がいいです。
私はITパスポートを取得しましたが、意外と難しかったです。
ITパスポートの内容がわかっているうちに
基本へステップアップすべきでしたが断念しました。
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人向けとなります。合格率は50%くらいで、勉強時間は100時間~200時間くらいです。情報処理試験の中では1番簡単です。
基本は、ITを活用してシステムやソフトウェアを作るのに必要な基本的な知識・技能を持つ方を対象としてます。合格率は20~30%くらいで、勉強時間は200時間くらいになります。
応用は、ITを活用してシステムやソフトウェアを作る上で高度なIT人材の方向けになります。合格率は20%くらいで、勉強時間は500時間くらいになります。
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情報処理技術者試験(情報セキュリティマネジメント)
情報セキュリティマネジメントは、情報処理技術者試験の新たな試験区分となっており、基本やITパスポートとは別になります。
主にセキュリティや法務の内容中心とした深い知識を求められます。難易度はITパスポートより難しく、基本より簡単といったくらいです。
ジュニアマイスターポイントはBランク12ポイントでITパスポートと同じです。
私はITパスポート取得後、
受験しましたが落ちました泣。
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品質管理検定(QC)
製造業では製品を扱うため品質の管理が必須となってきます。そのため品質管理検定を持っていると重宝されます。民間資格です。
品質管理検定では品質管理に関する知識が問われます。4級〜1級まであります。
ジュニアマイスターポイントは
2級Bランク12ポイント、3級Dランク4ポイント、4級Eランク2ポイントです。
メーカーに新卒で入っても品質保証系の部署に配属されることはあまりないかもしれませんが、取っておくと評価されて何かしらで役立ちます。
危険物取扱者 乙種4類
危険物(ガソリン、灯油など)を業務で取り扱えるようになる国家資格です。
ガソリンスタンド、化学メーカー、タンクローリー等での仕事で役立ちます。
ジュニアマイスターポイントは、Dランク4ポイントです。
様々な場面で危険物を取り扱うためニーズは高いです。また、仕事で活かせなくても知識があるため日常生活でも危険物での災害発生のリスク軽減に役立てられます。
MOS(Microsoft office Specialist)
業務内容をエクセルやワードにまとめたり、プレゼンの時にはパワーポイントを使ったりとMOSの知識はどこでも役立ちます。
MOSは、エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる国家資格です。一般レベルと上級レベルで分かれています。
ジュニアマイスターポイントは、
一般Eランク2ポイント、上級Dランク4ポイントとなります。
ポイントは低めに感じますが、間違いなくどこでも役立ちます。
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とりあえず資格を取りたい人へ向けて
部活動を充実させたい人や青春を謳歌したい人については下記のいずれかを取っておけば良いかと思います。
- 計算技術検定3級・・・Eランク2ポイント
- 情報技術検定3級・・・Eランク2ポイント
- 基礎製図検定・・・Eランク2ポイント
- パソコン利用技術検定3級・・・Eランク2ポイント
- リスニング英語検定3級・・・Eランク2ポイント
- グラフィックデザイン検定3級・・・Dランク4ポイント
- 日本漢字能力検定準2級・・・Eランク2ポイント
- 技能士3級・・・Bランク12ポイント
- 危険物取扱者 乙種4類・・・Dランク4ポイント
- MOS(Microsoft office Specialist)一般・・・Eランク2ポイント
- ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)3級・・・Dランク4ポイント
- 情報検定(J検)情報活用試験2級・・・Dランク4ポイント
ジュニアマイスターブロンズを狙うのであれば、技能士3級を取得してEランクの資格を4つ取ればオッケーです。
ジュニアマイスターシルバーを狙うのであれば、こちらも同様に技能士3級を取得してDランクの資格とEランクの資格をたくさん取ればオッケーです。もしくはITパスポートを狙ってみるのもありでしょう。
私が取った資格について
参考程度に私が取った資格は下記のとおりです。
取得できた資格
- 情報処理技術者試験(ITパスポート)・・・Bランク12ポイント
- 技能士3級(電子機器組み立て)・・・Bランク12ポイント
- パソコン利用技術検定1級、2級・・・Bランク12ポイント
- 情報技術検定2級、3級・・・Dランク4ポイント
- ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)3級・・・Dランク4ポイント
- 計算技術検定3級・・・Eランク2ポイント
- 基礎製図検定・・・Eランク2ポイント
- リスニング英語検定3級・・・Eランク2ポイント
- 日本漢字能力検定準2級、3級・・・Eランク2ポイント
ジュニアマイスターゴールド表彰(52ポイント)
落ちた資格
- 情報処理技術者試験(情報セキュリティマネジメント)・・・Bランク12ポイント
特別表彰まであと8ポイント。惜しかったです。
もしも情報セキュリティマネジメント試験が
受かっていたら特別表彰だったのに
悔しい、、、。
ですが、目標としてたのはジュニアマイスターゴールドでしたので良かったと思います。
もし今から8ポイント分取るなら
基本、Webデザイナー検定、ウェブデザイン技能検定、色彩検定、MOSあたりを狙うかなと思います。
今になってはそれらの資格の需要なども知ることができました、時間がある時に挑戦していこうと思います。
参考程度に私の資格取得の軌跡について高校1年生〜3年生でまとめてみます。
高校1年生
高校1年生で取得したのは下記のとおりです。
- 情報技術検定3級
- 計算技術検定3級
- 基礎製図検定
- リスニング英語検定3級
学校の専門授業で使うために、情報技術検定3級のテキスト、計算技術検定3級テキスト、基礎製図の道具セット・テキストが配られました。
学校の方で受けることとなってましたので、そこそこ勉強して見事にすべて受かることができました。
リスニング英語検定を夏ぐらいに申し込んで、そこから学校で数回勉強会に参加しました。秋冬ぐらいに試験を受けましたが、正直簡単すぎました。たいして勉強せずにも取得できたのでお得でした。
高校2年生
高校2年生で取得したのは下記のとおりです。
- 情報処理技術者試験(ITパスポート)
- パソコン利用技術検定2級
- 情報技術検定2級
- 日本漢字能力検定3級
- 技能士3級(電子機器組み立て)
高校2年生になってからは最初にITパスポートに挑戦しました。当時はITの知識はほぼなかったため、学校のテスト勉強に並行してかなり勉強していた思い出があります。栢木先生のITパスポートの本を熟読して、過去問道場で問題を解きまくっていました。
5月に試験を受けて無事合格しました。達成感でいっぱいでした。
そして、ITパスポートの知識もあったため、情報技術検定2級とパソコン利用技術検定2級のテキストをもらって、秋ぐらいに試験を受けて余裕で合格しました。
さらに漢字能力検定3級も学習して受けて合格しました。
そして、秋ぐらいに技能士3級(電子機器組み立て)の受講申請をして学習を始めました。実技は学校で先生に指導してもらいながら練習しました。筆記も学校の先生から過去問をもらって学習しました。冬ぐらいに試験を受けて無事合格しました。
高校3年生
高校3年生で取得したのは下記のとおりです。
- 日本漢字能力検定準2級
- パソコン利用技術検定1級
- ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)3級
最初に日本漢字能力検定準2級とパソコン利用技術検定1級を並行して受けました。ただ、パソコン利用技術検定1級は落ちて、日本漢字能力検定準2級だけ受かった形です。
その後、情報セキュリティマネジメントを受けますが、こちらも勉強不足で落ちました。
秋ぐらいにICTプロフィシエンシー検定試験(P検)3級を受けて、合格しました。
そして最後のチャンスだと思い、再度パソコン利用技術検定1級を受けました。そして合格することができました。
もしもパソコン利用技術検定1級がダメだったら、
情報検定(J検)情報活用試験2級でも受けようと考えていましたが、大丈夫でした。
これ以降は就職活動で忙しくなりましたので資格取得は終わりました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これからジュニアマイスター認定を目指す方や就職に有利になる資格、将来性のある資格についてより具体的にまとめました。
これらの資格を取っても役立つかは就職先と自分次第になります。自分の希望する職種に応じて、資格を取得していってください。
在学中の方は、積極的に資格・検定に挑戦してぜひジュニアマイスター認定を目指してみてください。応援しています。
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